Guest Room 001

“MOBBY DICKS”

2009年7月某日、都内スタジオにて強烈なセッションが行われました。メンバーは、

Ludwig Drums 湊 雅史 氏、
Piano & Organ 厚見玲衣 氏、
Bass 厚見玲衣氏の左手

そして、繰り広げられた曲は、もちろん LED ZEPPELIN の名曲の数々でした。
このセッションを特別に取材許可頂いた当サイト「BONZO MANIAC」では、
スペシャルリンク先のグランドファンク・マニアックさんのようなゲストルームを以前から立ち上げたいと願っておりましたので、
その第一弾、最初のゲストに、日本のジョンボーナム第一人者と呼ばれる湊さんに登場して頂ける事なり、
もう38インチの胴羅を連打で叩きまくるくらい大感激です。(←近所迷惑なので自粛しましたが。)

LED ZEPPLINトリビュートのユニット「LED ZIPPOLIN」のドラマーとしても余りにも有名な湊さんですが、
御本人曰く、ジョンボーナム・フォロワーではない。と。(笑)
その言葉の意味は、セッションが始まってすぐに、その場に居た全員が納得しました。
凄まじき、the 湊さんオリジナル以外の何者でもない、そのスタイルに、筆者はただただ唖然とするばかり。
厚見さんとたった2人で繰り広げられられる、スリリング且つヘヴィーな演奏は、
まさにツェッペリンの、ライヴに於ける、あの、一番凄い部分そのもの。

session

ジミーペイジの“ ひらめき ”を、瞬時にボンゾが追い、そこから展開する圧巻のツェッペリン・ワールド。
ああ、あの時代に、生のジョンボーナムって、こうだったのか。。。
と、ツェッペリンを聴きまくり、ツェッペリンにはちょっとウルサイ筆者がウルウルくるくらい、それはそれは、ほんとうに衝撃的な光景でした。

御本人は「Just Drummer」と名乗っても、周囲が「まるでジョンボーナム」と呼ぶユエンを垣間見させて頂きました。
しかも、この日は秘蔵のヴィンテージ・ラディックを大量に持ち込んで頂き、
信じがたい爆音パワーで叩きまくってくださったのです。(音、デカっ。)
そのサウンドの、これまた素晴らしさたるや!

今回、特別にご本人の許可を頂き、
湊さんの秘蔵(←普段は使わないだけ?(笑) )の、ヴィンテージ・ラディックを掲載させて頂けることになりました!
ご覧ください。この美しいヴィンテージ・ラディックの数々を。

Orange

Red

Ludwig

SpeedKing&Paiste


どれもが、ほんとうに素晴らしいコンディションの“最高”のラディックです。
これはもう、並々ならぬラディック・マニアに違いない!と、ご質問させて頂いたら、

「いや。ドラムはチューニング次第だから、メーカーも、口径も、あんまり関係ないんだよ。何でもいいんだ。」
と、あっさり。(笑)

「エーッ!何でもいいんですかっ!?こんなにラディックだらけぢゃないですか!」

「何でもいいんだけどね。。。でも、なんかね。。。ラディックはね、なんていうのかな。。。説明できないや。」

う〜ん。何かがアル。ってことだけは確かみたい。(笑)
それにしてもキックペダルまでラディックなのに、何でもいいって。。。。(爆)
これってある意味、機材にこだわるボンゾ・マニアックと対極のようでもあり、
でも筆者が目撃した光景は間違いなく、
素晴らしいラディック・ドラムによって繰り広げられた凄まじきレッド・ツェッペリン・ワールドそのもの、正にボンゾ・マニアックな世界でした。

そして。チューニングが難しい大口径のドラムセットに30年以上もこだわり続け、
最高のサウンドを研究し続け、チューニングを研究し続けてきたボンゾ・マニアックDaisukeさん(←お世辞抜き。チューニングの達人)と、
「チューニングこそがドラムサウンドの命」 という湊さんの言葉には、
ジョンボーナムが40年前に示し、その後世界中のドラマーが追い求めた何かが、間違いなく共通しているんだな。
と、ドラムど素人の筆者も確かに伝わりました。

Daisuke
“Mr,BONZO MANIAC with 湊さん”

 

プレイ、サウンド、そして多くの事を学ばせて頂いた、ほんとうに夢のような体験でした。

湊さん、厚見さん、 “ Thank You ” でした!

 

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