Written by Eiji Farner
こんなだった昨年末のヴィンテージ・ラディック・サミットが。。。 あんまりにも楽しかったんで、早くも第2回サミット開催! で。今回の参加メンバーは、 再び、Ludwigの王様、 ボンゾサイズの70年代グリーンスパークル(Owned by Dick Kitahata) と、 美しき暴走機関車仕様、60年代レッドスパークル。(Owned by Eiji Farner) この2台のLudwigは、前回の“試聴会”を踏まえ、 更なるTune‐Upを施しての再登場です。 で、前回はドラムだけだったのですが、今回はっ! じゃーん。 最高の調整を施したヴィンテージLudwigドラムを迎え撃つは、 人類史上最強のベースアンプ acoustic360 & 361 (Owned by Jonesy Otsuka) 人類史上最狂のベースアンプWEST FILLMORE!(Owned by Eiji Farner) & acoustic15×2 Speaker Cabinet (Owned by Seishiro Otsuki ) そ・し・て、博物館に飾っておくべき歴史的ヴィンテージ楽器、 60年代Jazz Bass (Owned by Jonesy Otsuka) 50年代 Precision Bass (Owned by Jonesy Otsuka) 更にっ!博物館では展示を却下されるであろう、 容赦ないモディファイを加えたGFRメルシャッカー仕様Jazz Bass、 (Owned by Eiji Farner) GFRデニスベリンガーしか使い手が居ない幻のS.D.Curleeベース。 (Owned by Eiji Farner) トナレバ、キーボードもホン気ーモード。 HOHNER ClavinetD6 (Owned by ERI ) KEY-B Duo初期型 (Owned by ERI ) (この木製のスタンドはぬわんとエリチャンの自作!) クラビ用WESTコンボアンプMini-1(Owned by Eiji Farner) Leslie 3300W (Owned by ERI ) そして名器KORG NewSG-1D (Owned by Rei Takahashi ) ぬわんと、moog タウラスも! (Owned by Rei Atsumi) ギターアンプも負けじとマーシャルマニア憧憬の、 1987年製オリジナル JCM 2555X シルバージュビリー (Owned by Seishiro Otsuki ) ピート仕様 Les Paul DX(Owned by Kogure Collection) ジミー仕様 Telecaster(Owned by Eiji Farner) マーク仕様 Messenger(Owned by Eiji Farner) はい。お気付きですね。 前回は、ヴィンテージドラムだけを心ゆくまで堪能する宴で、 今回は。 その極上ドラムサウンドに、本物のヴィンテージ楽器サウンドを ま・ぜ・て・み・て、 ほんとうにアノ時代のサウンドになるか検証しようという。 超わくわく企画なのです! なぁんだ。いつものグランドファンク・マニアック機材と、 ツェッペリン・マニア機材のコラボか。。。と思った貴方! あまーい! 今回は当サイト初登場となる、GFR、ZEPと並ぶ 世界最高のロックバンドの機材マニアさんが、 スペシャルゲストとして参加してくださりました! 御覧ください! じゃーん! その名も、 THE WHO MANIAC Woodstockで客席に放り込んだのと同じ、 60年代ヴィンテージGibson SG!(Owned by Takafumi Yanagisawa) リイシューじゃないですよ。 70年代のPARTRIDGE社製トランス入り ウルトラミントコンディションを誇る、名機 CUSTOM HIWATT 100! (Owned by Takafumi Yanagisawa) ピートといえばこの赤いSUPER FUZZ!(≧▽≦) (Owned by Takafumi Yanagisawa) ヴィンテージペダルマニアのボクも実物を鳴らすのは初めて! ちなみにボクがこの日持ち込んだレアペダルは、 シンエイUni-Vibeのプロトタイプ(ペダルの中に回路が入っている超レア品) VOXのFuzz入りワウペダル、(このFuzzが凄いイイんです!) そして偶然にも、赤いSUPER FUZZと中身は一緒の、 シンエイ製Honny Fuzz。 (Owned by Eiji Farner) この時とばかりに比較したら本当に同じ音だった! サビた鉄の箱より、赤い筐体の方が超カッコイイけど。 これも初めて見ました。 Warwick Buzzard (Owned by Takafumi Yanagisawa) ナットの高さをレンチで調整できるようになってたり、 トラスロッドカバーには作業用の開閉式扉が付いてたり。 で、あまりにも本体が長いのでスタンドも三脚みたいな 特注品という、規格外のビックリだらけ。 てか、このソフトケース、でかっ! ワウペダルがタバコの箱くらいに見える(笑) テナワケで。 揃いも揃ったこれらの楽器達をカタッパシから! お楽しみ会の始まり始まり。 ディック・ボーナム vs グリコ・ブリュワー 26インチと20インチはこんなに大きさが違う! Summer Time Blues! グリコ・ボーナム vs ボンゾ西川! なるほど。サイズが違っても音量は同じで、 デカさの違いは音色の違いなんだ! と、爆音のバスドラに耳を寄せうなずくZEPマニア2名。 Good Times Bad Times! Inside Looking Out! 余興だけど、お約束(笑) それにしても、この自作スタンド、超かっこいい! 料理も裁縫も絵画も上手なエリチャンだけど、 木工制作技術すごすぎデショ!(≧▽≦) リペアが完了したんで、みんなに見てもらおうと、 こんなのも持参。 あまりにも有名な、誰もが知る、 「天国への階段」のイントロの、アノ音がそのまんま出る Harmony Sovereign (Owned by Eiji Farner) 「ほんとぉだ!おんなじ音が出る!」 と、音と一緒に思わず笑みも出るアコギ。 70年代のRickenbacker 4001 (Owned by Jonesy Otsuka) acoustic360で鳴らすと、ガリっとした独特のサウンドの下に潜む 強烈な太っといLowが再現され、 フロントにセットされた小さなトースターPUからは、 まるでオクターバーのようなダブルサウンド放出されている! という事実を初めて体験!リッケン凄い! 人類史上最強の凄まじいベースサウンド。 と呼べる、アノ時代の本物のサウンドを現代に伝承する 最高にクレイジーなジョンジー大塚&大槻セイシロー。 で。この日、いちばん凄まじいサウンドを放ったのは。。。 「コレはね、ここをこうして、こうするんだよ。 」 ゲギョーォォォォン! 「どおどお?」 「す、すごいです。。(嬉)」 acoustic360 につなぎ、巨大な18インチスピーカーで鳴らした “この世のモノとは思えない” タウラスの極悪重低音サウンドは、 部屋中の空気を歪ませるに留まらず、スタジオのある施設の 建物全体を震度1くらいで揺すったモンだから。。。 その顛末は後ほど。(笑) で。 そんなタウラスの直撃を喰らってしまった大塚さん。 厚見さんがオルガンを弾き始めると。。。 こっそり。。。(≧▽≦) で、これだけの機材を輸送するツワ者達の集まりとなると、 なぜか台車の寸評会になっちゃったり。(笑) 楽しくて、楽しくて。 グリコさん愛用のPAiSTEシンバルの音色の美しさたるや。 (Owned by Yoshihiro“Grico”Tomioka) おのずと始まるツェッペリンの Rock'n Roll この、KORG NewSG-1D。 厚見さんが忌野清志郎さんのライヴで、あの数々の名曲を 実際に奏でてきたピアノなのです。 清志郎さんは、ライヴに於いてはこのピアノのサウンドを “御指定”されたそうで、その由緒あるピアノを、 厚見さんの大ファンである高橋君が譲り受け、 超重いのに、この日わざわざ持って駆け付けてくれたという。 と、ここで突然、厚見さんが普段は弾かない清志郎さんの 「ドカドカうるさいロックンロールバンド」を弾き始めて、 即座にグリコさんがビートを刻み出し。 そして、名曲、「スローバラード」! ここでボクの涙腺は崩壊ギリギリになってしまいました。 なぜならば。 この日、皆が集まってくれたスタジオは、 清志郎さんの眠るこの場所からすぐ近くにあって、 そのことを当然分かっている、 清志郎さんと大の仲良し、盟友である御二人、 NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS の厚見さんと、 Little Screaming Revue のグリコさんの共演、 部屋を包む、清志郎さんのお気に入り、 KORG NewSG-1D ピアノサウンド! グリコさんのPAiSTEシンバルサウンド! そして。 私的エピソードですが、清志郎さんと最後にお会いしたのは、 厚見さんと清志郎さんが一緒に観に行った、 THE WHOの武道館公演に同伴させて頂いた時でして、 で。この日のゲストは、偶然にも。 まるでシナリオが書かれていたかのようですが、 この場所を決めたのも、高橋君がこのピアノを持ち込んだのも、 THE WHOコレクション柳澤さんがゲスト登場してくださったのも、 総てが偶然!(@_@) ちなみに、これまた私的な事ですが、 この日はボクの誕生日会も兼ねて友達も集まってくれて、 もうね、こうしてつながっていくなんて思いもよらず。 素晴らしい楽器と、音楽と、 清志郎さんが旅立った後に新たに出会う事ができた、 こんなにも素敵な仲間“友達”が集まっての、 これこそが、この世界に生きているから起き続ける ほんとうの“奇蹟”なんだという事を教えてもらえて。 なぜか台車。(笑) で、みんなおなかいっぱいになり、「さあて、そろそろ。。。」と、 楽しい宴会を終えようとしたら、、、 なぜかそのタイミングで施設の職員さんがやってきて、 「あのお、スタジオとはいえ、あまりにも。。。 音がドカドカうるさいんで、少し加減してください。」 って、叱られて!(≧▽≦) 大人なのに! 博物館級のヴィンテージ楽器なのに! プロミュージシャンの演奏なのに! ドカドカうるさいロックンロールバンドを弾いたら、 ドカドカうるさいって叱られるなんて!(大爆笑!) これって、どう考えても! またしても、あの伝説の“アックスの奇蹟”の時と同じ、 atumic-rooster.org/presents/200912-ax/ 清志郎さんのイタズラじゃん!!! だって、すっかり遊び終わってから言いに来るなんて ねえ。(笑) そういえば、あの時もTHE WHOでしたし。 で、このハナシ、あの場で言葉に出すと泣きそうだし、 叱られたのにニヤついてるのも不謹慎だし、 で、こっそり心の中に秘めていたら、 機材を片付けての帰路、車の中でグリコさんが、 「清志郎も来てくれてたね。」って。 これは清志郎さんが書いたグリコさんのイラスト 本物のサウンドをブッ放つ、グランドファンクを追い求めてきたおかげで、 こんなにも素敵な体験と、凄いバースデープレゼントをもらえて、 またまたグランドファンクに大感謝です! この日もまたまた、すっごい嬉しくて楽しい宴会になりました。 参加してくれた皆さん、 ほんとうにありがとうございました! ≪ 追記 ≫ この日、あまりにも大量に持ち込まれた機材のせいで せっかく持ってきたのに活躍できなかった 大塚さんのコレクション。 70年代Jazz Bass“Blacky” (Owned by Jonesy Otsuka) STUDIO ELELCTRONICS MIDIMINI (Owned by Jonesy Otsuka) 持ってきすぎちゃうという、最狂っぷり。(笑) サイコーです!(≧▽≦) あ、そうそう。 「ドカドカうるさい」って叱られたのって、ぜったい。 原因は、これです。(笑) ゲギョーォォォォン! お、厚見くんのピアノの音だ。 お、グリコも居るじゃん。 おー、タウラス!よし、この人は厳重注意だっ。 みたいな。(笑) たぶん。。。ね。(^^)v
Written by Eiji Farner 2017.03.19
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