Fender

第三章 The sound of “Rock and Roll Soul”

初めて Caught in the act を聴いて以来、どれだけの年月が経ったのかもう思い出せません。
毎日毎日聴いて、たぶんもう軽く 5000回以上聴いているハズです。
そしてホンの、つい先日まで、これこそが “WEST”のサウンドだと信じていたワケです。 
そう。あの日、スーパーリバーヴに出会うまで。
考えてみたら LIVE ALBUM のメッセンジャーサウンドと Caught in the act のL-5Sサウンドは、同じアンプを使ってギターを持ち変えたダケでは再現 できない。っていう事を散々バンド活動で思い知らされてたワケですし、やっとのおもいで全てのバリエーションを揃える事ができた WEST のアンプをどんなにいじり回しても、Caught〜の音だけはうまく出てくれないなぁ。。。と、いつも感じていたにもカカワラず。

ただただ闇雲に「GFRはWESTだ!」 という先入観で追い続けてきてしまったワケです。5000回以上、毎日毎日毎日毎日聴いているのに。。。(それほどまでにファンにとってはWESTのイメージは強烈なワケですが。)

で、どう聴いてもリバーヴ効果がかかってるし、遂に手に入れたWESTのリバーヴ付きAVALON-Rで、「おお!遂にCaught〜の音じゃあ!」って喜んだのも束の間、爆音で鳴らしてみると歪み具合とかヌケとかが明らかに「ちょっと違う。カナ?」って思い始めたワケです。

どう違うかっていうと、WESTって、バ行なんですよ。(またワケのわからんタトエだな。スミマセン。専門的ボキャブラリーが無いモンで。。)

バー、  (←Got This Thing On The Moveの FUZZイントロ)

ビーン、  (←Country Roadのイントロ)

ブゥオーン、(←メルのグリス)

ベェーン、 (←Are You Ready)

ボッ。   (Inside Lokking Out のミュート音)

で、Caught in the act の場合、ぢァー・ぢィー・ぢゥー・ぢェー・ぢォーん。 なんですよ。私的に。ですよ。

ちなみに私的に Marshall は、ザん・ジん・ズん・ゼん・ゾん。で、Fenderアンプは、ちゃーん・ちぃーん・ちゅーん・ちぇーん・ちぉーん。なんです。
レスポールが、ガ・ギ・グ・ゲ・ゴ と ルァ・ルィ・ルゥ・ルェ・ルォの混ざった音(ダブルトーン)で、
ストラトが、トゥァン・ティン・トゥン・テェン・トォン って色んな音に変化する。って、聞こえるワケです。
んで、VELENOはもう、カーン・キーン・クゥーン・ケーン・コーンって金属&サスティーンが前に出てて、L-5Sは、レスポールと同じダブルトーンなんですが、ガギグゲゴのダク点( `` )がちょい小さい。と。(バっカだなぁ。。。)

話を元に戻します。
というワケで、Caught〜は、どうもWESTっぽくない。
バ行じゃなくて、ぢ行っぽい。
で、疑い始めた矢先にFenderアンプ目撃情報やらスーパーリバーヴ情報やら飛び込んできたワケです。

で。結論。

スーパーリバーヴでも検証済みの“アノのサウンド ”が、このアンプからやっぱり「出ます。」(このバンドマスターリバーヴとスーパーリバーヴは共通ヘッドと思われます。)

ステージ上に置かれた黒いグリルクロスに貼り替えられた、バンドマスター・リバーヴ。

これこそが、追い求めた Caught in the act の、アノ音。だった!と、思えるワケです。ステージ上にはデュアルショーマン・アンプ(リバーヴ無しの薄べったいタイプ)も置かれていますので、果たしてどう使い分けているのかを検証してみたのですが、私の耳では全曲、リバーヴ効果がかかっているように聞こえます。

つまり、バンドマスター・リバーヴがメインアンプで、デュアルショーマン・アンプはサブ?かな?と。
ステージ上のMARK師匠の背後にそびえ立つJBLスピーカーの“壁”に対し、PA用マイクは1本しか立っていませんので、アンプは一台。で、全曲、同じサウンド。トナレバ、これはもうやっぱりメインはバンドマスター・リバーヴだろう。と。

一般的なFenderアンプのイメージよりもかなり歪んだ音(さっきのタトエで言うと、ダク点(`` ) が大きい。「ちゃー」が「ぢゃー」)なので、何らかのブースターがカマされている可能性がすぐにヒラメイタのですが、ステージ写真をご覧アレ。Fenderアンプの上には、Shinin'On用のエコープレックスが鎮座しています。
エコープレックスと言えば、かのジミーペイジ氏もエディヴァンヘイレン氏もラインブースターとして愛用されていて有名なワケで、ここにアノ、カッチョ良く歪んだ Caught in the act サウンドの全容が遂に明らかになったワケです。

って、エコープレックス持ってませんので、次はエコープレックスを探さねばなりません。
確か高いんだよなぁー。ひぇえ〜。

後記:

GRAND FUNK も MARK FARNER氏もフェンダーアンプについては一切アナウンスしていません。
インタビュー記事では、GFR と MARK氏は間違いなく WESTアンプに対するリスペクトを表明していますので、フェンダーアンプに関しては全て私の私的推測です。のであしからず。

by an interview article, Mr. Mark Farner does not tell it about a Fender amplifier at all.

GFR and Mr. Mark Farner certainly express respect for the WEST amplifier.

the opinion about a Fender amplifier is my personal guess.

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