Fender

第四章 妄想は続く・・・

フェンダーサウンドに打ちのめされて、調子に乗ってフェンダーアンプヘッドを買い増した後になって、ハタと気付きました。

フェンダー社のアンプヘッドのスピーカーインピーダンスは大抵 “4Ω” なんですね。なのに今の時代では常識の8Ω や 16Ω に切り替える

「インピーダンス・セレクター」が無いっ!
コレには困りました。私のWEST用スピーカーキャビネットは、 JBL D-130F ×1発の 8Ω なのです。
つ・ま・り。4Ωのキャビネットが無ければフェンダーアンプが思いっきり鳴らせないワケです。
で。ほんとうに必要に迫られて、この BASSMAN 用キャビネットを購入しました。
4Ωのキャビネットであれば12×2でも12×4でもOKだったのですが、やはりMARK師匠と同じ JBL D-130F (15インチ)を入れたい。
トコロガ、後楽園球場でMarkやMelが使っていたような15インチ×2発をタテに配置したキャビネットは、小型冷蔵庫のようなモンなので、これは部屋に置けないぞ。と。
ならば、VELENO 時代や'75年武道館で使っていた15インチ×2発をナナメに2発を配置したキャビネットであれば、いわゆるマーシャルの12インチ×4発くらいの大きさで、ナントカなるかな。
と、考えましていろいろ調べたら、Fender BASSMAN用の、このキャビネットだけが市販としてあったワケです。
で、さっそく探して購入してみたら

「アレ?マーシャルよりふたまわり大きい。。。」
「小型冷蔵庫ぢゃなくて、業務用冷蔵庫じゃんか!」
と。。。。

70年代のフェンダーアンプのカタログ編集者様。誤植です。
70×70センチって書いてありますが、80×80センチ以上あります!

気を取り直して、よくよく見れば、セット購入したアンプヘッドは、Mark師匠がシェイスタジアムや白いSG時代に使っていた(ハズ?)の、Fender BASSMANなワケで、年代は違えどそのサウンドは「おーっ!最っ高。」って叫びたくなるような素晴らしい音です。コレ、いったい誰がギター用としても最高のアンプだ。って気付いたのでしょう。そういえばジム・マーシャル氏も BASSMANを参考にされたと何かで読んだことがありますし、私の兄も「今までで一番最高だったのはベースマン!」と言ってました。ふ〜ん、なるほどなぁ。と。
早速メッセンジャーをつないでみると、アレ?聞いたことあるような音。。。これってサバイバルに針を落とすと(←古い表現)炸裂するCountry Roadのイントロっぽい!?

そういえばサバイバルの音って、同じメッセンジャーなのに、ON TIME〜 Closer to Home までのバーンって音と比べてジャリンってしてて、なんだかグレードアップした美しい響きというか音がゴージャスに変わったような気がしてました。「きっとマイクの立て方とか工夫されてるんだ。」と、27年間信じてました。

もしやサバイバルでは。。。。謎です。。。。私の妄想です。

こうなるとMark 師匠ご用達の60年代末のアルミトリムが付いたシルバーフェイスの BASSMANが欲しくなっちゃいますが、このマスターヴォリューム付きの BASSMANも充分に素晴らしい音ですので、これはこれで大満足なワケです。

キャビネットは想定外にデカかったんですが。。。。。どうしよう。。。。。

フェンダー純正の15インチ・スピーカーもイカすチャンク・サウンドを得られるのですが、ここはやっぱりMARK師匠コダワリのJBL D130F に交換せねばなりません。


で。その結果、デカイだけじゃなくドエライ重さになってしまいました。

コレを2段積み重ねて、その上にウルトラへヴィなWESTアンプを置くのですから、GFRのローディは凄い!

あらためて。思えば。やっぱり最初にスーパーリバーヴを買っておけば、こんなにもドエライ事にならなかったのカナ。と。

一応、フェンダー・コレクションはコレにて一時完了です。

一気に増殖してしまいましたが、やっぱりGFRの曲を弾くためのアンプですので、MARK仕様(ブラック・グリル) に改造もしたいし、これからゆっくりじっくり手をかけて行くつもりです。


これは4Ωのフェンダーアンプをフルテンで鳴らすための必需品。

THD社製 スピーカーアッテネーター。
HOT PLATE

WEST も Peavy もインピーダンス切り替え機能がありますので、所有する全てのアンプヘッドを4Ωに設定して、一台しかないスピーカーキャビネット(8Ωの15インチスピーカー×2発)を並列 4Ω に配線しました。フェンダー優先。

今までは8Ω設定で Marshall の黒くて大きいアッテネーターを愛用していたのですが、このTHD製のほうが断然良い音がしちゃいます。

もちろんMARK師匠はコンナモン使ってません。。。日本の住宅事情に合わせて、世界一音のでかいバンドの曲をアッテネーターでおさえて。。。まだまだ未熟者です。

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