Fender JAZZ BASS


弾いてはいけない“Mel's Signature JAZZ BASS”


- MEL's Hat & Autographed Pickgard -

- Autographed Pickgardを組み込みました -

 

MEL SCHACHERといえば、Fender JAZZ BASS !

写真のAutographの入ったピックガードは、'97年の来日時にMelに書いてもらったものです。
最初は下のMEL's MOD JAZZ BASS に取り付けようと、のこぎりをサイン入りピックガードに当てたのですが、Mel のサインの M と S が切り落とされてしまう事が判明。エル・ハッカー になってしまうので断念してこちらのMel's Signature JAZZ BASSに取り付けました。

私にとってMelのイメージそのもの。と言える大好きなRED ALBUMのジャケットを真似て、ピックアップのフェンスカバーを取り付けたのですが、サインはよく見えなくなるし、かろうじて露出したサインは、ちょうどピックでこすれる位置となることが判明。完成と同時に“弾くことができない”楽器となってしまいました。。。(“戒め”の為に配線を外してあります。)

写真の帽子は最も有名なMELのあの帽子と同じ帽子です。

これをかぶらないと、あのサウンドは出せません。

 


- MEL's MOD JAZZ BASS -


弾きまくり用 “MEL's MOD JAZZ BASS”

このフロントにGibsonのEB-3用ピックアップを組み込んだ仕様こそ、正に“メル仕様”と言えるのではないでしょうか。
Gibsonピックアップを長年探し回り、やっと入手することができました。
Mel's Signature JAZZ Bass は、唯一の「弾いてはいけない楽器」となってしまいましたので、この“MEL's MOD JAZZ BASS ” は、徹底的に弾きまくる楽器としました。

ネックは驚くべき良質の材でできており、70年代初期('72年?)当時の FENDER 社の品質水準の高さに感動すら覚えます。
弦は黒いフラットワウンドです。

メルのサウンドからはラウンドワウンド特有のスクラッチ音がありません。

メルのサウンドはピック弾きなのに太くて、まるで指弾きのようだ。と言われる秘密は、このフラット弦によるところが大きいと思われます。(もちろん抜群の技術があってです。)

後の青いプレシジョンに至るまで、一貫してこの黒いフラット弦をご愛用されていたようです。

私はあの強烈なグリス『ブゥウォン!』に取り付かれて、このJazzBassを完成させましたので、もっぱら弾くのは『ブゥウォン』ばかりです。
ラウンドワウンドでは私のキャシャな指先がラウンドワウンド状になってしまいますので、チュウチョなくグリスできるフラット弦は最高です。

リアピックアップはカバーで見えませんがオリジナルのままです。『ブゥウォン』のカンジから推測すると、ほとんどフロントのGibsonピックアップを主として音作りをしていらしたのではないか。と、推測しています。

左の写真は最近発掘されたもの。
これほどクリアにジャズベースのピックアップの高さや、つまみの位置までが鮮明な写真は初めてです。
「ああ、やっぱり。アノ音は、リアのヴォリュームを絞ってたのね。。。。」と、まあ我ながらかなりのオタク(ヲタク?)です。

ベースを身体の右半身側に武士の刀のサヤみたいに斜めに構えて、ネック側面のサイドポジションマークが、顔の正面(鼻の先)から20cmくらいの距離、ヘッドがおでこの上にくるように構えれば、気分はもう、メルシャッカーです。
この個性的な“構え”にも、メル独特の工夫があって、日本人標準体型の私なぞは目からウロコです。

是非お試しください。


上が、弾いてはいけない “ Mel's Signature JAZZ Bass
下が、弾きまくり用の “MEL's MOD JAZZ BASS

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