第V章 Arabesque Manaic



前章ではライヴに至る以前のリハーサル風景や機材メンテに関する裏話について披露したのですが、ムーンダンサーの場合、ライヴ終了後の「余韻」にこそ醍醐味が存在するのです。



ライヴが開催された5/18は、厚見玲衣さんのBirth Dayでもありました。

コンサート終演後に都内某所で行われた打ち上げパーティには、バンドメンバー、スタッフ、御友人と、特別に招待されたロイヤルファン(筆者も含む)数名が参列し、参加者全員がこの日の観客の皆さんの作り出してくれた素晴らしい空間の余韻を抱いて、祝福と慶びを感じての宴席となったのでした。


で。ここで。

厚見さんがカタクナに拒否する「お誕生会的演出」を、「どうせ叱られちゃうなら、徹底的にやって叱られちゃおう!」と企てた自称・地球最強の厚見玲衣ロイヤルファン一同(筆者も含む)による、とんでもない宴会芸が披露されたのでした。

こちらをご覧ください。




これは、夜のヒットスタジオで厚見麗さんが着ていたアラベスクの衣装を
ロイヤルファンのMasqueradeさんが手作りで模したものです。


そ・し・て。

これを借りて着たロイヤルファン“高橋玲衣”さんと。

その高橋さんが以前に厚見さんから譲り受けた
VOW WOW中野サンプラザの衣装を借りて着た、“ マスカ玲衣ド ”さんと。

    

調子に乗ったボクとの3人によるトロイカ芸、「アラベスク」を、
あろうことかムーンダンサーのメンバー御本人達の前で、
炸裂させたのでした。

 



幸いにも叱られることなく店内大爆笑となり、
この日の宴席にお集まりくださった、
たくさんの厚見玲衣さん達も、このように。(笑)




と、ここで。 手作りの衣装に感激してくださった厚見さんさんが、

「よく出来てるね!これの実物、まだ実家に保管してあるから、
こんど見せてあげるよ。」


と、感涙の御言葉を頂戴したのでした。


果たして。


その数日後、このような光景が都内某スタジオで繰り広げられたのです!

じゃ〜ん



みんなで着ちゃって。(笑)


御本人は断固着用拒否でしたが。(笑)




白は夜のヒットスタジオ出演時の衣装、
黒はレッツゴーヤングetc,出演時の衣装です。



 

内側にはMOON DANCERの文字が印刷されており、
夜ヒット出演時に付けていたペンダントTOPもこのトーリ。


筆者は中学生だった頃に、テレビでその日の夜のヒットスタジオをOn Timeで
見ていましたし、 当時からアラベスクを口ずさんでいた生粋のファンなので、
目の前に繰り広げられるシーンを撮影しつつ、はしゃぎながら内心は
滝感涙でした。

あの、ブラウン管の中で翼を広げて雲(ドライアイス)の上を舞っていた、

ムーンダンサーのピアノの人が。





この狭いスタジオに下りてきて、目の前で。。。


高橋君の持って来たMicromoog で遊んでる!




神様はなんという未来に、ボク達を連れてきてくれたんでしょう。

「おい、そこの中学生!
おまえの未来は、ホントすごいことになるんだぞ!」

と、タイムマシンに乗って教えてやりに行きたいっ!



これぞ、手作りの衣装が導いてくれた、

「アラベスクの奇蹟」




帰り際、厚見さんから、「あ、エージ君さ、こなだのトロイカ芸の歌、似てるんでびっくりしたよ。高橋君もMicromoog買ったし、高橋君と組んでムーンダンサーのコピーバンドやってよ!」と。(爆!)

さて。

皆さんならどうします?

ちなみにボクはグランドファンクが大好きで、もうずっとグランドファンクのトリビュートバンドをやっているんですが、もし、グランドファンクのマークファーナーに、「僕のコピーをやってくれ」って言われたら、、、絶対やりますよね。(笑)

テナワケで。

世界初のムーンダンサー&タキオンのトリビュートバンドが始動します!

 


厚見玲衣ロイヤルファンクラブバンド


  アツミっくレイン です。



あ。この写真は、バンドの関係者の写真です。
メンバー写真ではありません。(笑)
(どう見ても誤解するわな。)

年内には高橋君の機材を山ほど積み上げて、デビューライヴやりたいな。と。(^^;;



あ。すでにもう、書いてある総てが余談ですが(笑)、打ち上げパーティで披露したトロイカ芸ですが、「今年が最後になるかも」とプログレフェスで発言されていた厚見さんを始め、メンバーの皆さんが、来年もボク達の宴会芸を楽しみにしてもらえたら、また素晴らしいライヴを再演してくれるカモっていう子供じみた趣旨(←ホント、子供だ)(笑)で、プランを立てて、そこから何度も何度も集まって脚本を考え練習を積み重ねたのでした。


ところがっ。

翌日、厚見さんから電話を頂き、
奥様からのメッセージを頂戴しました。


「来年は、ライヴは無くてもいいんで、 宴会芸さえあれば!
って言うんだよ!」


どひー!我々の子供じみた趣旨が、全く違う方向にィ〜 (大爆笑)


そんな奥様も、よ〜く見ると一緒になってVOWWOW衣装を着てハシャイでたり。(笑)


もう、アラベスクの衣装を着ては大笑い、バンドやろうって大笑い、
そこにライヴを見た方々からの声が次々と届き、

「去年よりもパワフルだった!」

「去年よりも更に良かった!」 って。




メンバーも、ファンも、スタッフも、“あの世界”を共有した全員が、

美しい余韻の中で笑顔で居ることができる、

まるで奇蹟のようなコンサート。



音楽の持つ、特別な力。


ボク達は皆、それを信じているし、
そのことを今の時代に天示してくれるバンド。


ムーンダンサー、そして、タキオン。







最後までこれを読んでくれた皆さんと共に、

また再び、集う日を信じ続けています。

Written by Eiji Farner





なんだ、ライヴの演奏内容や機材のレポートよりも、
打ち上げパーティーのレポートのほうが充実してるって
ナメとんのか!って、お怒りの皆様がひっくりカエル、
衝撃の、時空を超えた機材追加取材レポート

第VI章 Moon Dancer 機材 Manaic

   





 

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