1977〜1982 Effector


Roland DC-30

 

1982年に再結成して来日した際のインタビューで、コレを愛用していると申されておりました。
あの、カッチョ良いストラトキャスターサウンドは、こいつで出ます。
コーラス効果に加え、勝手にショートディレイがかかります。
Phase100 もそうだったけど MARKの場合、かけっぱなし。
武道館では、確か Peavey のVTM-120 というアンプの上に乗っていたような記憶があります。
そういえば、その時期だけ珍しく12×4のスピーカーBOXでした。
(いつもはJBLの15インチD-130F)
当時は Peavey とエンドースしてましたから。
翌年の日本で行われた楽器フェアのPeaveyブースに突如登場して、Mysticを手に「HeartBraker」を熱唱したのは有名なハナシです。
ところで、この当時の足元のペダルは資料が極希少。
MU-TRONのオクターバーも使っていたハズです。

 

この貴重なPhotoは、'77年のセカンドソロアルバムのプロモーション用です。
足元に注目すると、かっちょいい白いブーツに踏んづけられているのは、なにやらペダルと複数のスイッチが一体となったBOXで、今のところ唯一このPhotoだけが当時の足元機材を確認できる資料です。
注目すべきはいつもMARKがバッキングとソロの音量調整(歪み調整)に必ず使うボリュームペダルが無い事です。

WEST時代は、アンプはソロ用に歪ませておいてバッキングはVol.を絞っていたのが、この時期はソロをブーストしていた模様です。
ロッキンエフという当時の雑誌に掲載されたインタビューで、『ペダルに特性ディストーションを組み込んだ。』と語られております。
'82年武道館BootlegのHeartbraker終了直後に「カチッ」ってブーストスイッチをOFFにする音がはっきり聞こえます。同時にノイズが消えるので、この推理はたぶん合っています。
Heartbraker終了直後にスイッチを踏むのはこの時期だけですから。
で、早速、例のナチュラルのストラトとDC-30を充分歪ませたPEAVEYのアンプに繋ぎまして検証致しますと、確かにそっくりな音になり、ソロだけディストーションをONにすると、これまたそっくりな音になります。
そして、そっくりなノイズが出ます。(注釈:検証はMXR Distortion+にて。)
僕達のバンドでは、ベースのChang氏がメル・シャッカーにコダワリますので、デニス・ベリンガー時代の曲が却下されてしまうのですが、余りにもおんなじ音なのでこの場を借りて。。。。 「 80年代のGFRもやろうよ〜 」
追記:ワウペダルは COLOR SOUND の70年代モノのようですね。
捜さなくっちゃ。
このPhoto以外に、当時の資料お持ちの方居らしたら、どんな事でもけっこうです。

教えてくださいっっっ。

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