Tom Collection

アメリカからこれまたスサマジイ暴走機関士の登場です。
これは当サイトにメールをくださったTomさんのメッセンジャー。

 

実は、一年前にTomさんから最初に頂いたメールに添付されていたのは、ボディとネックだけの、かなりひどい状態のメッセンジャーらしき物体の写真で、手紙には

「オレは遂にメッセンジャーを手に入れたゼ!」と。

とにかく念願のメッセンジャーが手に入った喜びに溢れていて、ああ、この方もまた強烈なグランドファンクのファンなんだなぁ。と。しみじみ感激したのですが、よーくその手紙を最後まで読んでみると、

「この通りパーツがねえんだ。アドバイスしてくれ!」と。

いやはや。そう言われましても、ボク、メッセンジャー屋さんぢゃないし。(笑)
そりゃタシカニいろいろパーツ隠し持っていますが、自分用なんモンで、『OK!使ってないからからあげるよ!』って言えなくて(←うっ、ケツの穴、ちっちぇ〜。。。だって、しょっちゅう壊れるんで必要なんだもん。。。。)でも、メッセンジャーGETしたコーフンはすごい共感できるんで、何か手伝えないカナと考えたあげく、参考までに。と、部品をいろんな角度から撮影した画像を送って

「この画像を見れば、作れる職人が北米大陸のどこかに居るハズだ。Good Luck!」
と手紙を添えて返信したワケです。

その後、数回のやりとりがあったのですが、この1年は音信も途絶え、「やっぱ無理だったかいな」と忘れかけていた所へ冒頭の“完成”画像が届いたワケです。
ナント、最も困難と予測したテイルピースはステンレスの削り出し。ウリふたつ。本物より立派です。よくぞここまで。っていう見事な出来です。
インターネット時代の現代は情報は簡単に手に入りますし、オカネという兵器を持っていれば、何だって手に入ります。でも例外があるんですね。
そのひとつが、正にコレ。無ければ作るしかないし、オカネよりも “情熱” と “手間” がウンと必要となるんです。
それをヤル変人はこの星にはボクくらいなのカナと想っていたら、あっちにも居たワケです。日本語で俗に言う“オタク”という人種です。しかもアクティヴなオタク。(笑)

最新情報では『サンバーストが気に入ってないんでSohn's Messengerみたいなレッドブラウンに塗り替えたいんだ』そうです。
「MARK尊師のメッセンジャーの下地はサンバーストだし、レアだし、もったい ないよ。」と英語で伝えたいのですが、「モッタイナイ=Mottai-Nai」という単語が辞書に無いんで、レッドブラウンにリフィニッシュされた画像が届くのを待つ事にします。
うれしいなぁ。。。ガラクタとして地球上から処分されそうなメッセンジャーが見事に復活したのも、似たような変人さんがボク以外にも居てくださったのも。

この瞬間にTomさんがメッセンジャーかき鳴らしてグランドファンク歌っているのも。
全部うれしい。

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