11月3日(文化の日)沼袋サンクチュアリ

Grand Funk Maniac
大文化祭
“続・2014年暴走機関車の旅“




ライヴレポート



― SET LIST ―

Are You Ready
Paranoid
Footstompin’ Music
Rock’n Roll Soul
Closer To Home
Heartbraker
Shinin’ On
We’re An American Band
In To The Sun
In Need
Upsetter
The Locomotion
T.N.U.C.
Inside Looking Out


― Encore ―

Special Session “Footstompin’ Music”
 
〈 Guest :Rei Atsumi 〉



G&Vo:エージファーナー

  
Dr&Vo:富岡グリコ      B:大槻セイシロー

Key:ERI



オープニングはいつも通り、
トリオ時代のグランドファンクから。

 



   



 

グランドファンクといえばトリオで暴れるイメージが強烈です。
でも、それだけじゃない、
キーボードが加わって、4人で大暴れするグランドファンクも
ボク達はやりたいんです!



唯一無二の、
ツインオルガンのハードロックバンド。
曲は“Footstompin’Music”

 



  

全員が歌うハードロック。
The American Rock Style!

  

 

そして、この日の前夜に壊れてしまい、
急遽厚見玲衣さんから拝借した、白いノヴァトロン。

 

グランドファンクのアンセム、Closer To Home
1曲だけのために!



  

 

曲がいいんですよ。グランドファンクって。
しかも、演奏している側も、
演奏がほんとうに楽しくって楽しくって!



 

で、つい楽しくって、MCも長くなっちゃうワケ。(笑)
今年の夏にアメリカに行ったら、
ぬわんと奇蹟が起きて、MARK FARNERに偶然会えちゃった!
とか、 偶然持ってたギターの裏にサイン書いてもらった!とか。
そんなミラクル、話したいじゃん。 (≧▽≦)

 

で、L-5Sの音が、今までよりガッツのある音になった!
んで、そこを聴いて欲しいワケで。(笑)



 

 



 



 

  

4人編成になって、グランドファンクは大人しくなった。
などという根拠のない偏見の撲滅運動です。



そして、後半は再び、
このギターに持ち替えて。



誰も知らなかった(ボクも)、このMESSENGER というギター。
このGrand Funk Manaic という楽器オタクサイトを訪れて
この暑苦しいライヴレポートを読んでいる、もはや
誰もがみんな知っているという!

あれ?月光仮面の歌みたいだな。(笑)


そういう未来を夢見て始めたのが、
このGrand Funk Manaic というサイトでした。
じーん。。。

そんなグランドファンクの象徴とも言えるメッセンジャーギターですが、
70年代Gibson社の最高級モデルであるL-5Sから、
ベニア合板で出来たビザールギターへの持ち替えは、

いきなり弾きにくい!(笑)


  

この特異なサウンドを放つギターには、
この特異なベースでなければ、
唯一無二のグランドファンクサウンドにならないという。

 
背景に積み上げられたWESTアンプもしかり。

そして!


 



 

 



 





Grand Funk Maniac 大文化祭”と名打ったこの日のイベント。

たくさんの友達が集まってくれて、
みなさんと一緒にグランドファンクの音楽を楽しめて、
ほんとうに幸せでした!

この場所へ導いてくれたグランドファンクに、
またまた大感謝です!




って、終わろうと思ったら、

こ・こ・か・ら・が、
この日の奇蹟の始まりでした!


もはや参加してくださった誰もが、このイベントの裏タイトルが、
「厚見玲衣さん感謝祭」であることに気づいていたのではないでしょうか。

Grand Funk Maniac という暴走機関車サイトの活動を
いつも全面応援してくださり、
これまでにもたくさんの夢体験に導いてくださってきたのも。

どファンク・レイルロードとグリコさんが合体して、
この野蛮なバンドが実現するのに、大きく背中を押してくれたのも。

盟友・木暮シャケ武彦さんとのピンクフロイド・トリビュートバンド
「原子神母」の公演で、この日のフライヤーを配ってくださったのも。(^^)

多くの機材を提供くださり、
サウンドチェック立ち会いやトラブルの解決、
我々に日々音楽の楽しさを教示してくださってきたのも。

それらの総てに感謝を込めての。。。


って、思ってたんですが、

機材が壊れてはドキドキさせてしまい、
ピアノ音量が大きくてはドキドキさせてしまい。(笑)

感謝祭というよりも、ドキドキしながらの観覧という、
まさに父兄参観のようになってしまいましたっ。(笑)


ほんっとに、すみませんでしたっ(^^;;

そして最後にゲストとして出演してくださり!、この凄まじい熱演!





厚見さんの提案で、
「よし、エージくんとエリさんとボクで、
トリプルオルガンバトルにしよう!」
(←滝汗!)となり、
持参してくださった愛用Nordをいきなりステージのど真ん中に!



かくして、トリプルオルガンによる、
凄まじい Footstompin’ Music が披露されたのでした。



  



そしたら、ぬわんと、ここでも!まさかの演出が起きたのです。

慌てて用意した厚見さん用のキーボードスタンドの脚が
キチンとセットされていなかった為に、
厚見さんの凄まじいグリスプレイと指圧に耐えかねて、
なんとスタンドがグニャリと。

そこからはまるでタコ踊りのように、左に右にグニャグニャと
揺れてしまい、 いまにも倒れそうになってしまったのです。

「こんなタコみたいなスタンド、初めてだよ!」
と笑いながら叫ぶ厚見さん。

慌てて抑えるボク。(笑)



お構いなしに、まるでグニャグニャを楽しむがごとく
グリスに力を込める厚見さん!(笑)



笑いをこらえて弾きまくる厚見さんと、
笑いをこらえつつ必死で支えるボクという、
いつもの爆笑光景が客前で繰り広げられてしまったその時!

「任せてください!」

と颯爽と飛び出して来てくれたのは、
アツミっくレイン・キーボーディスト、厚見さんの最強トリビューター
高橋君でした。

厚見さんのプレイを遮ることなく、サササっとスタンドの脚を直し、
風の悪戯かのように去ってゆく高橋君。。。


と、ここで。

ボクが高橋君の腕をグイと。

ムフ。 実はボクには、とあるモクロミがあったのでした。


この日のイベントを企画段階から全面的に支えてくれて、
アツミっくレインとニャウニャウのダブルヘッダーで頑張ってくれた
高橋君と、彼の憧れの厚見さんとで、オルガン対決を実現して欲しい!
という願いがボクにはあったのです。

で。当初の計画は、厚見さんがオルガンソロを弾いてる間に、
こっそり客席のどこかに居る高橋君を探しにいって、
嫌がる高橋君をステージに引っ張り出して、
ボクに“順番”が回ってきたら、高橋君にソロを弾いてもらって、
そのまま師弟対決してもらおう!(≧▽≦)と。

誰にも内緒でサプライズ演出を考えていたのでした。

と・こ・ろ・が。

“タコぐにゃ事件”発生です。

厚見さんのソロの間じゅう、ボクは今にも倒れそうなスタンドを
押さえてなきゃならなくなって、こっそり客席に高橋君を
呼びに行く時間が無くなってしまったのです。

ライヴは生モノですので、
あらかじめ考えた演出通りに行かないのは常ですし、
といって実直な高橋君に前もってサプライズ演出の話をすると、
「厚見さんに失礼では。。。」って
ぜったい遠慮されるのも分かっていたし、
ナニより高橋君にとってサプライズ体験になってくれたら、
ちょっと頬を赤く染めながら緊張と嬉しさがごちゃ混ぜになった
オルガンを弾くであろう高橋君の“晴れ姿”を
観たお客さんや出演者、スタッフのみんなもHAPPYになれて、
それって素敵じゃないかな。。。なんて、妄想していたワケです。(笑)

なので、スタンドを押さえながら、

「このタコスタンドのセイで、台無しだ!ごめん高橋君!」
って、思ってたんです。

そしたら。
高橋君が、隣に居る。(笑)

そりゃ、腕つかんで、帰らせないデショ!

もう、サプライズを仕掛けようと狙っていたボクまでがサプライズ
HAPPYにまみれて、遂にボクの夢のシーンが実現したのです。



この嬉しそうな高橋君の笑顔!



実は、オルガン師弟対決となると、ステージ上に2台のオルガンが
セットされてなければならないワケで、そうたやすく実現できないのです。

もちろん、人生を賭して憧れ続けてきた“神様”との共演が実現することも!

なので、これぞ!


タコぐにゃスタンドの奇蹟!

なのです!

ボクの盟友であり親友でもある高橋君が、
GRico AN D! FUNK に飛び入りしてくれて、厚見さんも加わって頂いて、
みんなで一緒にグランドファンクを演奏できたことは、
ボク自身にとっても宝物の体験となりました!








厚見さん、ほんとうにありがとうございました!

高橋君、ありがとう!

タコぐにゃスタンド君、ありがとう!(笑)



最後まで倒れなかったスタンドを指さして
「いつも、こんな感じで支えてもらってます!」って言ったあとの、
いまのどう?上手いコト言ったぞっていう厚見さんのドヤ顔に、
またしてもみんなが笑顔にしてもらえました!



そして、厚見さんがマイクを握って最初におっしゃったこの台詞もまた、
偶然にも最高の演出となってこの日のイベントを彩ってくれました。

「演奏良かったよ!出会った頃に最初に見た
グランドファンクトリビュートバンドが、こんなバンドになるなんて、
感無量です!」



これぞっ!!!!(≧▽≦)

まさに、父兄参観感謝祭!


小さかったあの子が、ちゃんと舞台でセリフが言えて。。。
みたいな!(大爆笑)



これこそが、
ボク達みんながやりたかった、“大・文化祭”に他なりません!

ここまでに起きたドタバタ劇場も、演奏の失敗も、
タコぐにゃスタンドの奇蹟も(笑)ナニモカモ。

総てがHAPPYなエピソードになって、
みんなでそれを共有できる楽しいイベントになりました。




ボクがこの夏に、単身アメリカで見てきたMARK FARNER
が出演していたイベントのタイトルは、



 

その旅で起きた信じられないような奇蹟の数々、
HAPPY TOGETHER での出来事、そこで体験し、得て、
預かり持ち帰ったメッセージが、まさにここに結実したかのようでした。

2014年暴走機関車の旅
“クロスロードの奇跡”

http://grandfunk-maniac.org/eijifarner/happy_together1.htm


イベントのタイトル「暴走機関車の旅」というのは、
この夏のアメリカ旅行に始まった楽しくて不思議な車窓の景色を
“乗車”してくださったみんなで一緒に共有できたら。
という想いを込めて付けたものでした。

みんなが一緒に、HAPPYを感じるイベントになった事を、
“乗車”してくれた皆さん全員に、


あらためて心から感謝しています!


We believe,

message from HAPPY TOGETHER




Special Thanks

山崎ギター工房・山崎さん
片岡レイモンドさん
沼袋サンクチュアリ・杉山さん
五十嵐“Angie.”久勝さん
Moon Dancer・沢村拓さん
Moon Dancer・下田展久さん
沢村淳子さん
四海尚子さん
出演してくれたバンドのみんなと、見にきてくれた皆さん。
タコぐにゃスタンドさん
and…

厚見玲衣さん

                            〈順不同〉


written by Eiji Farner







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この日配布した“文化祭のしおり”

Artwork by Eri Otsuki



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