2017年10月1日(日曜日) 原宿クロコダイル

PRESENTS


御来場くださった皆さん、サポートしてくださった皆さん、
ほんっとうに、ありがとうございました!

Live Report

                   written by Eiji Farner






 



 




今回も前説(笑)
日本でのグランドファンクの歴史において、
みんなが知っておくべき、真実の話。
そして本日のテーマ!

今宵、共演して頂ける事になったボクのヒーローである王様さんが、
日本語グランドファンクのアルバムを発売したのは1996年でした。
当時、日本ではグランドファンクの話題はどこにも無くて、
まさにグランドファンク不毛の時代。
そんな時代に、このアルバムが発売されました。

 

大ヒットしたDパープルの日本語アルバムに続く、
ツェッペリン、ストーンズ、ビーチボーイズ、
5作目にしてグランドファンク!

当時、グランドファンクの名前が唯一語られていたのは
一貫して影響を語り続けるCharさんのインタビュー
記事のみで、
CD化されていないアルバムの方が多かったのです。

もうね、無人島だと思ってたらグランドファンク好きな仲間が居た!
っていうくらい、王様さんのアルバムは嬉しかった。


そしてこの年、日本では全く知られていませんでしたが、

Mark Don & Mel オリジナルメンバーによるリユニオンがアメリカで始動、
翌1997年、遂に!
グランドファンクの再結成来日公演が実現したのでした。

マークファーナーとの共演を実現させ、
世間に忘れられたグランドファンクを再び紹介し、
グランドファンク再来日の機運を起こしたと言っても過言では無いのです!

そしてその来日時に、遂にボク個人にとっての
人生最大の出来事が実現したのでした。
じゃーん。
 
王様さんのアルバムがなければ、
無人島だった日本にグランドファンクを求める機運は起こりませんでした。

ボクがこんなにも
凄い夢を叶えることも、
今日この場所に至る事もでき
なかったと言っても過言では無いのです。

そして中ジャケ写真には、王様さんとマークファーナーと共演する勇姿が!
このトーリ!拡大コピーしてきました!

 

もうね、うらやましくてうらやましくて、
いつかボクもマークファーナーと一緒にギターが弾きたいって思って、
指の怪我のリハビリを必死にしたおかげで今がありますし、
ボクがトリビュートバンドはじめたキッカケのひとつがこのアルバムなんです!

あの頃のエージファーナーにとって、王様さんは憧れであり、
今もヒーローなのです。

音楽を続けていたら夢が叶うんだっていう事を
いちばん最初にボクに示してくれたのが王様さんなんです。

そおしたらほんとうにいろんな夢がいっぱい実現して、
そして今日、遂に、導いてくれた王様さんと一緒に
ギターが弾けることになって本っ当に感動しています!

こんな未来が来るなんて、20年前のボクに教えてやりたいですよ!

なのでね、今日はこのアルバムのジャケット写真で
マークファーナーが弾いているこのギターを持って来ました!


IMPACT
grandfunk-maniac.org/mark/Impact.htm
 

あとでね、王様さんと並んで、このジャケット写真と同じポーズで
記念写真撮らせて頂きたいんでっ(笑)





またしても導いてくれたマークファーナー尊師への
万感の想いと感謝を込めて!


登場!




− Set List −

We're an American Band
Flight of the Phoenix
Footstompin' Music
Shinin' On
Closer To Home
Hooked On Love
Mr.Limousine Driver
Aimless Lady
Heartbreaker
Gimme Shelter
T.N.U.C
Inside Looking Out

and...

 
冒頭イントロから怒涛のツインカウベルによるWe're an American Band


アメリカンバンドの有名なピッピッピッピだけの為に用意した
伝説のファルフィッサオルガン

 
スタジオ盤のアメリカンバンド再現にこだる暴走機関車トリビュート





そしてツインオルガンによる1972ツアーのオープニングメドレー
Flight of the Phoenix
 

 

Guitar、Vocal エージ・ファーナー (Grand Funk Maniac)
Keyboard、Guitar、Vocal、ERI (ex. Norma Jean
Bass、Vocal 大槻セイシロー (ex. カブキロックス)

Drums 土屋敏寛

 
唯一無二のツインオルガンによるハードロック名曲
Footstompin' Music


 
70年代ハードロック黄金期において、
マークファーナーしか使っていない、Micro-Frets SIGNATURE
から、
マークファーナーしか使っていないGibson L-5S へ持ち替えての、


Shinin' On

 

全米No,1ヒットとなったアメリカンバンドのスタジオ盤で聴ける
独特なギターサウンドはMicro-Frtesでしか再現できず、
同じく、大ヒットアルバム『Caught in the act ツアー'75』ライヴ盤での
あのサウンドは、Gibson L-5SとGibson Ripper ベースの
コンビネーションでしか再現できず!




 

なぜ、ドラムセットまで持ち込むのか?
グランドファンクの全てアルバムで聴けるドラムサウンドは
あの時代の Ludwig の持つ、“音楽的な” 美しい音色であり、
ギターの音色以上に、ドラムの音色こそが楽曲全体の印象であることに
耳が気付いてしまったから。


 
Closer To Home の為に持ち込まれた伝説のメロトロン!



 

 

そして、この日ツェッペリンを歌いながらギターを弾くという
凄業を披露する王様に敬意を表し、
数あるグランドファンク名曲の中から
最も歌いながらギターを弾くのが難しい3曲をメドレーで!


 歌いながら弾けるようになるのに2年かかった
Hooked On Love

 

歌いながら弾けるようになるのに、これも2年かかった
Mr. Limousine Driver
 

いちばんカッコイイと誇れるギターをレコーディングし、
最高の歌をレコーディングし、
ライヴではその両方を妥協なく両立できるように、
Practice するのが、マークファーナー・スタイル!


故に。
歌いながらギターを弾くギタリストの中で最も歌が難しく、
ギターを弾きながら歌うヴォーカリストの中で、
最も難しい伴奏を弾くのは、マークファーナー尊師である!

 

 簡単そうに聴こえるのは、あまりにもさらりとやってしまうから。
Practice せねば、鼻歌ですら弾きながら歌えない
独特のバックビートを伴う歌と伴奏の両立!

2年かけてもまだまだぜぇんぜんダメです。

 
 

歌いながら弾けるよう、今もPractice 真っ最中の Aimless Lady



 

世界中で、唯一無二のツイン MESSENGER ギターによる
スタジオテイクの再現!


エリチャンの手にするメッセンジャーは、
1997年の、あの日、
Mark Don & Mel の3人にサインを書いて頂いたギター。


そして、天高く積み上げられたWESTサウンド炸裂の
Heartbraker
 





戦争へと向かいたい者達へ。
46年前から普遍に鳴り続ける爆音エレキギロ炸裂の、
Gimme Shelter
 

 

T.N.U.C.
 





再現された完コピドラムソロを間近に見て、
20代の若き日のドンブリュワーが如何に高度なテクニシャンであったのか
誰もが再認識させられてしまう、怒涛の
ドラムソロ



ラストは、導いてくれたグランドファンクと、
この暴走機関車走行会に集ってくれた皆さんへ
全霊の感謝を込めての、
Inside Looking Out



 
重たくて壊れやすくてヴィンテージ楽器を持ち出すのは本当に大変だけど、
憧れて、苦労してやっと巡り会えた本物のサウンドを
みんなに聴いてもらえるこの場所で使わなきゃ、
出会わせてもらえた意味がないじゃん。

っていう事を教えてくれたのもグランドファンク。
 


本物の楽器には特別な神通力があって、そのサウンドは、
ほんとうに
奇蹟を起こすという事を、ボク達は知っています!
Believe!
信じ続ければ、必ず叶う。
いちばん最初に Mark Farner がこのギターに与えててくれた
メッセージが真実である事をこの日もまた。




MESSENGER & WEST エージ・ファーナー
MELLOTRON,FARFISA,MESSENGER, etc, ERI
WEST Amplifier 大槻セイシロー

Ludwig Drums 土屋敏寛







そして。
どファンク レイルロードのメンバー全員が待ちに待った
夢の実現!この日のスペシャルセッション、
王様さん登場!


先ずは、この写真を真似ての、


Photo セッション(笑)



 

− Special Session −

俺達はアメリカ人の楽団
We're An American Band 日本語version

 







ツインギターでレコーディングされた超有名なギターソロを、
人生で初めてツインギターでライヴ再現したのですが、
一緒にギターを弾いてくださったのが、ぬわんと王様さん!
  



そして、みんなで一緒に歌う!
 

 



この場所へ導いてくれた、
オレ達はアメリカ人の楽団
が大好きなんだ!と。



 





本物の音楽、本物のサウンドには、神通力が宿り
強く想い描いた未来へと本当に導いてくれる。

それを証明してくださった王様さん、
そしてこの日集まってくれたみんなとまた、
車窓からの景色の続きを一緒に見たいと願っています!


written by Eiji Farner  

2017.10.30 

Special Thanks

“Photos”
Atsushi Omata, Yukari Kuga & Chiharu Taguchi

“Equipment”
Atsushi Omata, Kazuki Kanada &
山崎ギター工房

and
Masahiro Takahashi
Jonesy Ohtsuka






そ・し・て、そんな超熱苦しい想い炸裂の暴走機関車に
鉛の飛行船がのしかかるが如く、
日本最強のツェッペリン・トリビュートバンドが登場!


ライヴレポートはコチラ








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