かつて。ハードロックが誕生した1960年代後期~1970年代初期に、ベース界には一人の圧倒的なスーパーヒーローが君臨していました。
ロックバンドの花形、ギタリストを派手なフレーズで凌駕した名ベーシストはそれまでにも何人かいましたが、凄まじいテクニックと爆音を以って完膚なきまでにねじ伏せ、ギタリストに伴奏させてベースを弾きまくった地球の歴史上最初のベーシスト。
その名は、ティム・ボガート。
当時はまだ誰もやってなかった長尺の爆音ベースソロを炸裂させ、唖然とする観客を前に、歌い、暴れ、圧倒的な存在感で観客を魅了したそのスタイルは正に唯一無二。ディストーションベースが飛び道具ではなく、歪むことに必然性を持った“音楽”であった時代。スーパーヒーローの示した道標は世界に衝撃を与え、この日本にも日本史上初にして最高のベースヒーローを誕生させてくれました。
そして40年の時を経て・・・
圧倒的であったがために誰も真似ができなかった継承者なきティム・ボガート・スタイルを復活させるべく、砂漠と化したハードロックベース界に“CACTUS”(サボテン)の如く立ち上がったのは・・・
“TIMチョ”こと、鳴瀬喜博氏です!
鳴瀬氏が提唱する「ティム・ボガート愛」を、この爆音サイトで皆さんと共有できれば幸いです。