Jimmy Sakurai's 1959年製 Gibson Les Paul





間違いなく世界最狂のトリビューター、ジミー桜井氏の愛器、
1959年製Gibsonレスポールです。

今回、特別な許可を頂いて、ぬわんと当サイトで写真を掲載させて
頂けることになりました!

グランドファンクとレッドツェッペリン、追い求めるアーティストは違えど、
その超ユニークな唯一無二の“神通力” を持ったサウンドに魅せられ、
誰にも解明されてなかった“謎” を、仲間と共に
トリビュートバンド活動に於いて立証し続けていくという、
まさに同志であり、凄まじき大先輩であり、
出会うべくして出会えた大親友でもあるジミー桜井氏。
その御自宅に招かれ、“本物”のレスポールを取材させて頂いたのです!


あ。聖なる館に行ったことある人って、居ます?

ボクはありまぁす!(≧∇≦)




今も尚、世界中の音楽ファンを魅了し続ける
レッドツェッペリン・サウンド。

その賛辞は世界中に溢れる出版物やnet上にトテツモナイ量載っていますので、
そっちを読んでもらうとして。

で、更に。
レスポールのスペックとか、歴史とか。
それも巷に溢れるヴィンテージ楽器本やnet検索してもらえば、
そっちのほーが詳しく載ってますので、そっちを読んでもらうとして。(笑)




ほいじゃ、オマエはいったいナニを取材してきたんだ?

って叱られそうなんで、説明しますと。
世界一有名なロックバンドの「アノ最高にカッコイイ音」を、
誰もが知っているのに、どうやったら出せるのかを、
実は世界中の誰もちゃんと知らない、という。

一般的なトリビュートバンドでは、アーティストと同じ仕様のギターと
アンプの組み合わせに、同じエフェクターをつなげば
当然のようにほとんど同じ音が出ます。

ところが、ジミーペイジのレスポールサウンドとなると、
たとえ本人と同じ1950年代のヴィンテージレスポールを
ウン千万円も払って手に入れても、出てくるサウンドは何かが違うという。


この世界中のツェッペリン・ファンを悩ませ、
世界中のレスポールオーナーを幻惑させてしまう“謎”の解明に、
ジミーペイジ本人を除けば、間違いなく地球上で一番近くにまで
迫った“漢” (←オトコと読むw)の、メインとしている愛器をっ!



取材できる機会に恵まれたトナレバ!

そりゃもう、微に入り細に入り質問しまくって、、、
(文字通り、一晩中。。。猛反省。。。)


で、そおだったのかぁ! って、
大量のウロコが海馬から放出されまくって、、、


でね。


書こうと思ったんですよ。

ほんと、ほんと。


でも、あまりにも凄すぎて、素晴らしすぎて、
これこそまさしく、百聞は一見に如かずだ!

と、気付きまして。(笑)


で。
声を大にして、コチラを!




ここに、ボクが体験した驚愕の真実があります!


フルオリジナルのヴィンテージレスポール神話が、
ジミーペイジサウンドにおいては無意味なこと。

このレスポールに搭載されているMR.JIMMYピックアップは、
特徴的な1973年公演のサウンドを元に開発されていて、
このライヴがそれを証明するに相応しい73年演目であること。

この1959年製レスポールはアメリカに持って行っていないので、
ジミー桜井氏の弾く、アノ音を聴けるのは、
日本公演だけ
であること。

そ・し・て。
日本公演だからこそ実現となる、
これら伝説のツェッペリンサウンド機材も駆使しての、
REAL TRIBUTE LIVE
であること。
  

あの時代のハードロックを愛する皆さん、
EXシアターでお会いしましょう!


Written & All Photo by Eiji Farner
2016
.10.08





≪ 後書≫


彼はだと思う。

あの時代のハードロックとヴィンテージ機材を愛し、
サウンド研究とその再現に情熱を燃やす、
まさに我々日本人の持つMANIAC気質を胸いっぱいに抱き、
いまも単身、広大なアメリカの地で、そのことを証明し続けている、

彼は、ボク達の夢がほんとうに叶うことを証明し続けてくれる侍だ。

と、ボクはそう思っています。
走り続ける、日本を代表する世界一凄いメイニアック侍

もし貴方がレッドツェッペリンのファンでなくても、
貴方に誰か憧れのアーティストが居て、音楽や楽器が好きならば。

彼の生き様、凱旋帰国となるこの公演の勇姿を、
ぜったいに見たほうがいい!(断言)

50年代〜70年代の神通力を持ったサウンドを放つヴィンテージ楽器の寿命は
永遠ではない。

高額だから使わないのではなく、既に耐久性に限界がきているから
使うに耐えうるヴィンテージ楽器はどんどん滅亡しているのです。


ご覧ください。半世紀以上もの時間が楽器へ与えるダメージを物語る、
このヘッドに刻まれた無数の傷を。

ヴィンテージ楽器の寿命は永遠ではないし、
個人がこれを持ち出し、ステージで酷使するという計り知れないリスクを
抱え続けることって、ほんっっっとうに凄い事なのです。

そのことを痛感している当サイトだからこそ、
彼の生き様を応援せずには居られないのです!

ひとり孤独にアメリカで戦う彼の“姿”を、
日本中の自称トリビューター、自称ヴィンテージ楽器マニア、
このサイトを見てくれている、
皆さんと一緒に応援したいと心から願っています!










Live Report
“Inside Looking Out”


2016年10月21日、10月22日、六本木EXシアター
LED ZEPAGAIN 熱狂のライヴ1973

怒涛の2daysとなった今回の「ジミー桜井SHOW」

2daysを通してひとり圧倒的な輝きを放つジミー桜井さんの
トリビュート魂の凄さ、素晴らしさを、またしても
文字にして語り尽くすことが到底出来ませんので、
ここでは今回スタッフとして参加させてもらったボクが見た
「奇蹟」のインサイドレポートを。


それはロックの持つ特別な力の話。


盛大な盛り上がりを見せた初日を終え、迎えた2日目にそれは起きました。

Ludwig ビスタライト、acoustic360ベースアンプ、Fender Rhodesピアノ、
Fender ジャズベース、メロトロンetc,






ギターとギターアンプを除き、
今回大量に持ち込まれた貴重なヴィンテージ機材は
ジミー桜井氏を応援する友人達が持ち寄った楽器達でした。

残念ながら初日は、それらのヴィンテージ機材の本領を発揮することが
できなかったバンドメンバーと音響スタッフの意地(ZEP愛)が
炸裂したのが2日目でした。

いろいろな制約があり、総てを1973年MSGと同じにはできないものの、
少なくとも2日目のサウンドは、
ZEPファンの琴線を刺激するサウンドだったと思います。

演奏しているメンバーも楽器も前日と同じなワケですから、
つまり2日目に関しては、PAサウンド調整、楽器の調整に徹底的に向き合った
音響スタッフと、そこに素晴らしい照明を加わえ、
手間を惜しまずBESTを目指す舞台運営が一丸となったからこそ
起こす事ができた変化だったと言えます。

その準備光景は圧巻でした。
もちろんメンバーも入念にサウンドチェックを行い、
(普通2daysだと2日目のサウンドチェックはここまでしないんです)
遂にそれらが実を結び。

この日のライヴは、照明さんとか音響さんとかローディさんとか、
いわゆる裏方スタッフのサポートが、お客さんに
まるでツェッペリンを見ているかのように思わせるマジック
を作りあげたと言っても過言ではありません。
スタッフ皆さんが、そう自負できるライヴだったと思いました。

この素晴らしい照明を御覧ください。最っ高でした!



そういうスタッフが集まったのも、貴重なヴィンテージ機材が集まったのも、
総てが「ジミー桜井氏のトリビュート魂を応援しよう!」という、
彼が中心に居たからこそ成し得たことでした。

それらの結集した総てを身にまとい、
至宝のサウンドを伴う圧倒的パフォーマンスで観客を魅了した光景は、
まさに。。。

ジミーペイジのようでした!


そして導かれた、
アンコールの舞台にどっと押し寄せた観客の画は、

ほんっとうに感動的シーンでした。



この写真の景色は、いまの規制厳しい時代には起こりえない
「奇蹟」の景色なのです。
ご覧ください。




気付きました?
これ、あたりまえではないんです。

舞台監督さんが笑顔で微動だにせず、
支配人さんが黙認したのもグッときました。

ツェッペリンの音楽に集まった観客と音楽の力を信じていなければ
すぐ規制アナウンス入れたハズなのです。

ミュージシャンと楽器、視覚とサウンド、集まった観客とスタッフ、
そして会場というハコと!
総てがZEP愛でひとつになったから実現した奇蹟の光景。

時給いくら、ギャラいくらっていう感覚の人が居たら絶対に起きない、

このシーンが舞台袖で見れて、ほんとうによかった!

これぞ、

EXシアターの奇蹟!




かつて、厚見玲衣氏のイベントで起きた奇蹟が、まさかこの日、再び。
http://atumic-rooster.org/presents/200912-ax/



で、ハタと気付いたら、この時もこのノヴァトロンが。



これぞ奇蹟を呼ぶノヴァトロン。


ちなみにボクが持ち込んだバックアップ用メロトロン、
通称モトカノトロンは、幸い機材トラブルなかったので出番なく。
このように、舞台袖で。。。



人目をはばかり、そっと舞台袖から元カノが見守る画が
哀愁を禁じ得ないでしょ。(笑)
Motokanotron
http://grandfunk-maniac.org/mellotron/motokanotron


全部紹介できないけど、こうしていっぱい楽しいシーンが起きて、
みんながハッピーになれる事こそが。
ジミー桜井氏の追い求めるトリビュート道の先にある景色なんだと
ボクは感じました。

そして、これは日本だけでしか使わない、
ジミー桜井氏のレスポール。




本物の楽器には特別な神通力があって、
それは奇蹟をもたらすのです。


当サイトでずっと語り続けている真実が、ここにもありました。

にしても今回はスケールでか!(≧∇≦)

さすがーツェッペリン!


Written & All Photo by Eiji Farner
2016
.11.02



つづく (笑)





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