強烈な記憶となったEggManの奇蹟から1年が経ちました。震災で壊れずに生き残れた “EggMan”(ボク)は、この一年の間にまたまた信じられないような多くの出会いに恵まれて、信じられないような奇蹟の体験をさせてもらえて来ました。 第 I 章では、震災で壊れなかったEggMan人形のもたらしてくれた奇蹟のエピソードと、マークファーナー尊師から授かったメッセージを披露しました。 第 II 章では、鳴瀬喜博さんとの出会い〜導かれた京都で待っていてくれた友人MAKOさんが預けてくれたメッセージ、そしてアメリカへ向かうまでのエピソードを披露しました。 第 III 章では、多くの友人のサポートを得て、遂にマークファーナー尊師とお会いすることができた奇蹟体験を披露しました。 そして。 これら全てを読んでくださった皆さんに、まだ伝えたいことがあるんです。 Written by Eiji Farner
Egg Man 第 W 章 “Closer To Going Back Home”
2011年、ボクはアメリカでマークファーナー尊師にお会いする事ができ、そこに至るまでの数々の奇蹟と、そこで起きた素晴らしい体験をこれまでに書き連ねて参りました。 そしてこれは、その続きでもある8年前のエピソードです。
すさまじいまでに緊張していたボクは、ずかずかと楽屋へ行く勇気もあるはずもなく、バックステージまで辿り着いたものの、ひとり廊下の隅っこにポツンと立って居ました。 「ととと、とんでもありません、ボクはあなたのオチチウエの大ファンで、たくさんのモノを与えてもらったんで、すごく感謝しているんです!」 で、しばらくしたら戻ってきて、「これあげる。」ってピックをくれたのです。 で、またピューって逃げていって、こんどは遠くからコイコイって手招きするんで、なんだろうって行ってみたら、楽屋の扉にマークファーナーって書いてあって! 「中にダディが居るよ。どうぞ。」って。 中には御家族が居らして、マーク尊師の奥様が「あなたのお友達?」なんてジェシー君に訊いて、一瞬、「入っちゃってマズかったかな」なんてビビっちゃったんだけど、 「ダディのファンだよ!ボクが入ればって言ったんだ。ピックもあげたんだよ」って言ってくれたのです。 そしたらママが「あなたは良いことをしたわね」って。 その天使みたいな、キャプテン・ジェシー君が。 御存知の方も居らっしゃるでしょうが、事故で首を骨折してしまって、とても危険な状況は逸したものの、会話もできない、身体もまったく動かせない寝たきりの状態になってしまったと聞いたのは一昨年の秋でした。(事故から数週間もの間、彼は死の淵で勇敢に戦い続けたとの事です。) その数ヶ月後。日本で大震災が起きました。 マーク尊師が我々に届けてくださった、あのメッセージカードは、実はそんな背景を抱えていた中で書いてくださったメッセージだったのです。
“God Bless!” (ボクの尊敬してやまないマークファーナーという方は、なんという強い心の持ち主なのでしょう!)
しかしそれを知っていても尚、震災のもたらした恐怖と絶望感、混沌とした日々の中で不安に苛まれ続ているうちにボク自身の信じる力はどんどん弱っていきました。 そんな時に。
良き未来を願う事から信じる事へ。 そして。2012年。 ほんとうに心から待ち焦がれていたNEWSが届きました。 ジェシー君の怪我についてはマーク尊師のオフィシャルサイトでも報告されています。 そこには、御自宅に帰宅され、車椅子の上で優しい笑顔に溢れたキャプテン・ジェシー君の写真が掲載されています。 それはまるで、マークファーナーのように。 このファンサイト列車に一緒に乗車してくださって、一緒に祈ってくださった方々に、どうしてもお伝えしたくて、稚拙な文章なのですがボクに起きた私事を交えてこのエピソードを書かせて頂きました。多くの御批判もあると思いますが、ジェシーファーナー氏と御家族に対する敬意と感謝に偽りは御座いません。 2004年のあの日。天使の手から直接受け取ったピックは、ここにあります。
Hello, Captain Jesse, |
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